米株式週報 NYダウ1万6000円台半ば 市場の方向感失う

9月8日~11日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価(30種)は前週終値1万6102.38ドルから330.71ドル高の1万6433.09ドル、先週の下落からやや復調した1週間となった。

先週540ドル以上値下げした米国株式市場だが、7日の祝日を含めた3連休明けの8日は、中国株式市場の値戻りと米国内の景気好調を背景に全体的に買い注文が相次ぎ、1日で390ドル回復した。しかし9日、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利上げすることが現実味を帯びたことや、アップルの新製品発表会が想定の範囲内で買いとなる好材料がなかったことなどがマイナスに影響し、300ドル近く下げた。10日、11日は大きな取引材料は無く、世界の株式市場の不安定さを背景に市場は方向感を失ったものの、最終的に先週終値から330ドル高で着地した。

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