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名古屋市が「ノー部活デー」を制定へ 小中高での部活動を見直し

名古屋市が「ノー部活デー」を制定へ 小中高での部活動を見直し

名古屋市は5日、スポーツ庁のガイドラインを踏まえて制定した「名古屋市立学校部活動活動日・活動時間の基準」を発表した。名古屋市の小・中・高等学校における部活動について、小学校は「週3日以内」、中学校は「週5日以内」という活動日数の基準や、「ノー部活デー」「ノー部活ウィーク」などの新たな施策を盛り込んだ。

具体的な基準としては、活動日と活動時間の上限を設定。小学校は「週3日以内、1日1.5時間以内、学校休業日(土日祝)は休養日」とし、中学校は「週5日以内、1日2時間以内、平日1日または土日のいずれか1日は休養日」と定めた。

また、児童生徒が十分な休養を取り、部活動以外にも多様な活動ができるように、1週間以上のまとまった休養期間(オフシーズン)を設定。毎月第3日曜日の「家庭の日」(公式戦を除く)、大会の翌日、職員会議や運動会・学芸会などの行事日を「ノー部活デー」、年末年始の仕事納めから仕事始めの期間、定期テスト前1週間、夏季休業中の学校閉庁日を「ノー部活ウィーク」とした。

同施策は、今年3月にスポーツ庁が示した「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を踏まえ、児童生徒・指導者にとってより安全で充実した活動となるよう定められたもの。運動部だけでなく文化部活動も同様の方針をとるという。

(写真はイメージ)