日本初、国際宇宙ステーションから物資回収技術を獲得

日本初、国際宇宙ステーションから物資回収技術を獲得

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を済ませた宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)から切り離した小型回収カプセルを、小笠原諸島の南鳥島近海に着水させることに成功した。日本としてISSからの物資回収技術を初めて手に入れたことになる。

HTV7は11日午前6時14分に軌道を離脱し、計画通り大気圏に再突入。7機連続でISSへの物資補給ミッションと大気圏への再突入に成功した。また、HTV7から分離した小型回収カプセルは、再突入後にパラシュート降下して海上に着水したことを7時6分に確認。カプセルは小笠原諸島の南鳥島沖にて10時25分に無事回収された。カプセルを回収した船舶は南鳥島に向かい、回収された実験サンプルは航空機での搬送を経て筑波宇宙センターに輸送される。

今回の小型回収カプセルのミッションは、日本で初めてISSからの物資回収技術の獲得を目指したもの。低加速度で機体を揚力飛行させて目標範囲に誘導する揚力誘導制御技術と、再突入時の高温から機体を守る、世界水準の軽量熱防護技術を実証した。今回得られた成果は、地球低軌道からの実験機器等の回収における自在性の確保と共に、将来の有人宇宙船にもつながる技術の獲得といえる。

今後はこのミッションで得られた各種飛行データの解析を行うと共に、様々な知見を活かしていくという。

日本初、国際宇宙ステーションから物資回収技術を獲得

画像提供:JAXA

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