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人もペットも定期的な健診受診を 10月13日は「ペットの健康診断の日」

1013日は「じゅういさん」という語呂から「ペットの健康診断の日」になっている。

ペット用品を製造・販売するロイヤルカナン ジャポン(東京都港区)は7日、犬と猫のペットオーナー2060名(犬オーナー:1030名、猫オーナー:1030名 内、犬・猫両オーナー186名含む)を対象に行った「愛犬・愛猫の健康診断受診に関する実態及び意識調査」の結果を発表した。

定期的な健康診断受診率は全体で43%だった。犬猫別にみると、犬オーナーが52%、猫オーナーが34%と、犬オーナーのほうが猫オーナーよりも18ポイント高かった。定期的な健康診断を受診するペットのうち、直近1年内の健康診断受診回数は、犬オーナーと猫オーナーともに「1回」が半数前後で最も多かった。

定期的な健康診断の受診きっかけは、犬・猫ともに「動物病院ですすめられて」が最多。次いで「ペットが歳をとったので」「ペットに病気の兆候がみられるようになったので」とペットの高齢化や病気などのきっかけが主となっていた。定期的に健康診断を受診しない犬・猫オーナーの健康診断へのハードルや阻害理由は、「今はペットが健康だから必要ない」「お金がかかるから」の2つが上位だった。

今回の調査結果から、犬・猫オーナーともに定期的な健康診断の必要性は理解しているが、ペットが病気になるなどのきっかけがないと定期的な健康診断受診に至らない傾向が示唆された。

「ペットの健康診断の日」はペットの健康寿命を延ばす予防医療の啓発活動を展開する獣医師団体「Team HOPE」(チームホープ)が制定した。

犬や猫は人間の4倍以上の早さで年をとる。また動物は自分の具合の悪さを本能的に隠そうとするため、飼い主が気づかないうちに病気が進行する場合が多い。ペットが健康で長生きするためには病気の早期発見・早期治療が不可欠であることから、定期的に動物病院で健康診断を受けることが望ましいとされる。

また近年ペットの医療トラブルが増えてきているが、その多くは獣医師と飼い主の誤解によって生じているという。かかりつけ医による定期的な健診は、獣医師・飼い主双方のコミュニケーション不足による医療トラブルを未然に防ぐ効果も期待できる。

(写真はイメージ)