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グッドデザイン大賞に分身ロボットカフェ 障害者等の雇用の場に

2021年度グッドデザイン大賞が2日発表され、オリィ研究所(東京都中央区)の運営する「分身ロボットカフェDAWN ver.β」(ドーン バージョン ベータ)が大賞を受賞した。これは様々な障害や事情で外出困難な人々が、分身ロボットを遠隔操作して働く常設実験カフェ。分身ロボットの開発を中心に、テクノロジーおよび使用体験を通して就労希望者の「障害」を取り除く画期的な事業として評価された。

今回受賞した「分身ロボットカフェDAWN ver.β」では、重度肢体障害者・難病患者、海外在住者など外出・移動が困難な人々が、分身ロボット「OriHime」「OriHime-D」を遠隔操作し、オーダーや配膳、顧客との会話など接客を行う。この取り組みにより「動けないが働きたい」という意欲ある人々に雇用の場を提供する。また、カフェが企業との採用マッチングの場および社会経験の少ない障害者の就業訓練の場としての役割を併せ持ち、実際に一般企業での恒常的な就労に繋がる事例も多く実現しているという。

同店は、2018年に協賛やクラウドファンディングによる支援を受け初開催し、以降3回の期間限定開催を経て2021年6月、東京日本橋に常設店舗を開店した。

グッドデザイン大賞は、その年に受賞したすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、最も優れたデザインと認められるものに贈られる内閣総理大臣賞。今回のグッドデザイン賞は、5835件の審査対象の中から過去最多の全1608件が受賞。その中からさらに5件のファイナリストが選ばれ、審査員、受賞者、一般からの投票によってグッドデザイン大賞が決定した。

画像提供:オリィ研究所

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