ChatGPTを使って漢字学習 学年レベルに合わせたオリジナル物語を自動生成するアプリ開発

LearnMore(大阪市中央区)は2日、AIチャットボットのChatGPTを活用して、物語を作って漢字を学習できるアプリ「かんじぃPT」を開発したことを発表した。

従来の漢字学習では、1つの漢字につき40字程度書いて覚えることが多かったが、漢字が苦手な子どもにとっては、勉強嫌いになる大きな要因の一つとされていた。

かんじぃPTは、学年を選択した後に覚えたい漢字を入力すると、その漢字をもとにChatGPTが学年のレベルに合わせた物語を自動で生成する。読み方が難しい漢字でも他の漢字とセットで覚えたり、物語形式で覚えられるように工夫されている。

自分が選んだ漢字でオリジナルの物語を作ることができるため創作意欲をかき立て、ゲーム感覚で楽しみながら勉強することができる。また、教員の負担軽減にもつながるとしている。小学3〜6年生を対象にしたモニターアンケートでは、「このアプリを使えば漢字を楽しく勉強できそう」「色々なお話を作ってみたいと思った」といった回答があった。

現時点では漢字を変換して入力しなければならないため、低学年の児童でもタップして漢字を選択できる機能など、今後もアップデートを予定しているという。

かんじぃPT

画像提供:LearnMore(冒頭の写真はイメージ)