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地球の歩き方と近ツー 中高生向け授業プログラムを共同企画

地球の歩き方(東京都品川区)は1128日、近畿日本ツーリスト(東京都新宿区)と、中高生対象の授業プログラム「地域の歩き方」を共同企画したことを発表した。

株式会社地球の歩き方は、1979年に創刊した旅行ガイドブック『地球の歩き方』を中心に、ウェブ・出版・観光推進事業を行っている。2020年に学研グループの一員となり、グループ間や他事業者との連携を行い、「旅」の新しい価値創出を進めている。

今回、同社が新しく開発した授業プログラム「地球の歩き方」は、これまで培ってきた編集ノウハウを「地域探求」をテーマに学校授業向けにアレンジしたもの。教材には、ワークシートやレクチャー動画のほか、『地球の歩き方』仕様のテンプレートが含まれている。

この授業プログラムは全国の中学・高校への導入を想定しており、生徒はグループでのガイドブック制作を通して、編集者・読者双方の視点で地域を見つめ、自ら設定したテーマに向けて取材を行う。そして、取材で得た情報を誌面の形式に整理し、オリジナルガイドブックとして情報発信する。生徒は、これらの活動を通して、取材における事前準備や取材マナー、原稿執筆の基礎知識などを身につけることができるという。

授業プログラムの販売に先立ち、品川女子学院中等部の3年生が、ニュージーランド修学旅行の事前・事後学習としてトライアルを実施した。

プログラムに取り組む品川女子学院中等部の生徒たち

完成したオリジナルガイドブック

 

同プログラムを通して、中高生が地域を学び、人と接し、自分たちの言葉で情報を伝達していく力を身につけることが期待される。さらに、ガイドブック制作業務における編集者の仕事内容に触れることで、出版業界への興味や将来の職業選択に対する気づきが得られることも期待される。

画像提供:学研ホールディングス