エコプロダクツ大賞結果発表 環境負荷低減へ取り組み

エコプロダクツ大賞推進協議会は10日、「第12回エコプロダクツ大賞」の審査結果を発表した。トヨタ自動車が発売した、水素を燃料に発電する新型燃料電池自動車「MIRAI(ミライ)」が経済産業大臣賞を受賞するなど、今年は大臣賞に4件(農林水産大臣賞、経済産業大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞)が選ばれた。

同大賞は2004年に創設され、今年で12回目。環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品・サービスを併せて「エコプロダクツ」と称し、表彰を通じて企業や団体等の取り組みを支援。またユーザー側へ詳しく製品情報を伝えて、エコプロダクツの普及を図ることを目的としている。

今回は74件の応募があり、大賞に次ぐエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)は9件、中小企業を対象とする審査委員長特別賞(奨励賞)に3件、計16件が受賞した。12月10日から東京ビッグサイトで開催される日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2015」の会場内で、表彰式が行われる。

第12回エコプロダクツ大賞の審査結果は以下の通り。

大臣賞4件

農林水産大臣賞 閉鎖性海域の環境改善に寄与する水・底質浄化資材:マリンストーン JFEスチール
広島大学
経済産業大臣賞 セダンタイプの新型燃料電池自動車(FCV)「MIRAI トヨタ自動車
国土交通大臣賞 パフォーマンスマネージメントシステム「SIMS」 日本郵船
MTI
環境大臣賞 太陽光発電システムと蓄電池のリース&レンタルサービス タマホーム
ONEエネルギー

※財務大臣賞、厚生労働大臣賞は該当なし

(写真はイメージ)