ドール、フルーツロス削減プロジェクトを推進 規格外バナナ活用
ドール(東京都中央区)は4日、規格外バナナを活用するフルーツロス削減の取り組みとして、共創型フルーツ活用プロジェクト「もったいないフルーツアクション」の開始を発表した。2021年に始まった「もったいないバナナプロジェクト」が3周年を迎え、さらに進化させた企画だ。
「もったいないバナナプロジェクト」は、社会課題の一つである食品ロス削減に寄与する取り組みで、現在50 社超の企業が参画している。同社は、厳格な規格に沿わなかったものや、産地から日本に輸送する過程で熟しすぎたり傷ついたりしたものなど、まだ食べられるにもかかわらず廃棄されるものを「もったいないフルーツ」と定義し、2021年9月からそのロス削減に取り組んでいる。
今回発表した共創型フルーツ活用プロジェクト「もったいないフルーツアクション」では、フルーツロスゼロと、規格外フルーツを地球資源として活用するサステナブルな仕組みの構築を目指し、複数のアクションを推進する。
具体的には、参画企業による規格外フルーツを使用した新商品開発のサポートや、規格外バナナを活用したオフィス向け定期配達サービス「Office de Dole もったいないバナナ」を展開する。また、すでに栽培現地で土壌改良剤として使用されている「バナナ炭」の新たな活用先として、レジャーシーンでの利用を見込んだ調理用炭や脱臭剤、調湿材などの商品化も検討するという。
画像提供:ドール