ベトナム・ハノイ 小学校での日本語教育の試験導入に向けて

ベトナムの小学校で、第1外国語としての日本語教育の導入が決定した。ベトナムのニュースサイト「Zing.vn」は3日、この件に関して、チュー・スアン・ズン・ハノイ教育訓練局副局長が述べた内容を報じた。初等教育への日本語教育の導入は、東南アジアでは初の試みとなる。

今回の決定で、2016~17年度からハノイ市内の3つの小学校で試験的に日本語学習クラスを導入する予定となっている。

ズン副局長によると、どの学校で試験的に導入するかについては、区域内の小学校の各校長を招いて意見を交わす予定。希望する学校が多ければ、3校より多くすることもありうるという。

教員については、ハノイ師範大学の日本語科で中等教育での日本語教員を配置してきたため、十分に供給できるとしている。ただし、ネイティブの教員については、日本側での志願者が必要だという。

教育プログラムは日本側で作成し、中等教育での教育内容などを鑑み、ベトナム側で裁定する。教える学年は、3年生以上、または4~5年生以上にすることもありうるという。

ズン副局長は「外国語を学ぶことは、単純に言語をもう一つ学ぶことではなく、生徒が日本人の文化と精神をより深く考察するのを助けることだ。この問題について、研究者や、言語の専門家に意見の提案をお願いしていく。それぞれの条件を注意深く準備してはじめて実現すべきであって、急いではいけない」と述べた。

現在、ハノイの中等教育学校では、14校で約5000人の生徒が日本語を学んでいる。

今回の決定は、在ベトナム日本国大使館、在ホーチミン日本国総領事館、国際交流基金日本文化センターが、ベトナムの教育訓練省との間で2月に合意したもの。ベトナム政府の実施する「2008~20年期国家教育システムにおける外国語教育・学習プロジェクト」に関連している。

 
(写真はイメージ)

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