震災から107日ぶり 南阿蘇鉄道・高森線が一部運転再開

熊本地震の影響で運転を中止していた南阿蘇鉄道(熊本県高森町)の高森線が、7月31日より路線の一部を再開した。今回再開したのは、比較的被害が軽度だった中松駅~高森駅の7.11km。4月14日の地震発生から107日ぶりの再開となった。

南阿蘇鉄道はJR九州豊肥本線と接続する立野駅から東へ延びる路線で、南阿蘇の山々と田園風景を通る全長17.7kmのローカル線。地震により、トンネルの内壁崩落や土砂崩れで線路が流失するなどして全線で運転を中止していた。路線の東側半分にあたる中松駅~終点高森駅は被害が比較的軽度であったため、復旧・点検作業が完了し、再開にこぎつけた。再開には膨大な費用が必要となる見込みで、残りの部分についての復旧のめどはまだ立っていない。

南阿蘇鉄道はもともと旧国鉄特定地方交通線で、1986年に第三セクターに転換した。区間内には日本最長の鉄道用トレッスル橋や水面からの高さが日本第三位の橋梁があるほか、トロッコ列車「ゆうすげ号」が運航するなど観光地としても人気が高く、2014年は国内外から24万人の観光客が利用した。

被災した南阿蘇鉄道を支援するため、全国の第三セクター鉄道公募社長4社(由利高原鉄道、ひたちなか海浜鉄道、いすみ鉄道、若桜鉄道)が共同で、4月29日より復旧祈念切符「南阿蘇鉄道 希望の光 復興切符」を販売。南阿蘇鉄道の乗車券のほか、支援4社の路線内の駅入場券がセットになって1000円で購入できる。

(写真はイメージ)

 
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