自動運転やドローンの近未来技術を研究開発 仙台市

仙台市と東北大学などが、自動運転自動車やドローン(無人飛行体)などの「近未来技術」の研究開発から実用化までを一貫して行う「東北次世代移動体システム技術実証コンソーシアム」を、18日付で設立すると発表した。今後、大学だけでなく企業や研究機関の産官学で地域企業と連携し、近未来技術には法律などの制度面や、電池などのエネルギー面の整備も含め、技術・制度・エネルギーの各方面の検討を進める。

コンソーシアムには、東北大学、仙台市、宮城県、および東北経済連合会が参加。のべ1000社超の地域企業と自動車関連、電機・通信系、ITベンチャー系などの企業が参加する。

昨年、仙台市は近未来技術実証の取り組みを進める国家戦略特区に選ばれている。2020年には仙台市内の公道で自動運転自動車が実際に走行することを目指し、2017年に「新たな交通まちづくり」モデルを設定、2018年に実証走行、2019年に法的環境整備を順次進めていく方針。東日本大震災での被災沿岸地区で自動運転自動車用の高速道路を設置し、仙台空港から仙台市街までを繋ぐ案などが検討されている。

(写真はイメージ)

 
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