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ヤングの旅行は「安・近・短」、シニアの旅行は「高・遠・長」

総合オンライン旅行会社エクスペディアの日本語サイト、エクスペディア・ジャパンは、21日の敬老の日に向け、20~30代の「ヤング世代」と60~70代の「シニア世代」を対象に、旅行に関する意識調査を実施し、18日に結果を発表した。ヤング世代は、価格が安く、距離が近く、期間が短い旅行をする傾向があるのに対し、シニア世代は、価格が高く、距離が遠く、期間が長い旅行をする傾向があることなど、2つの世代で旅行に対する意識に違いがあることが分かった。

海外旅行をした際の費用を質問したところ、ヤング世代の6割が15万円未満だったのに対し、シニア世代の6割は15万円以上だった。安さを追求するヤング世代と、リッチに旅行を楽しむシニア世代の違いが見られた。

好きな旅行先は、ヤング世代は1位から順に「ハワイ」「台北」「韓国」、シニア世代は「ローマ」、「ハワイ」、「パリ」となった。共に定番の「ハワイ」を除くと、ヤング世代は安く手軽に行けるアジア、シニア世代はある程度期間と費用をかけて行くヨーロッパを好む傾向があるようだ。

期間については、ヤング世代は「3日~5日未満」(33%)、シニア世代は「1週間~2週間未満」(28%)が最多となった。働く世代が長期休暇を取りにくいことに起因していると考えられる。

「どのような時に旅行に行きたくなるか」という問いに対し、ヤング世代は「休みが取れた時」(55%)、「ストレスが溜まっている時」(35%)が多く、シニア世代は「他国の文化に触れたいと思った時」(47%)、「風情を味わいたい時」(27%)、「世界の良さを再確認したい時」(24%)が多かった。

旅行先でしたいことは、ヤング世代は「美味しいものを食べたい」(62%)が最多で、シニア世代は「文化・歴史に触れたい」(68%)が最多だった。旅行に求めることについては、ヤングとシニア共に「癒やし」と「非日常的な体験」が多かった。

調査対象は、20~30代の男女250人と60~70代の男女250人。インターネット調査で行った。

(写真はイメージ)