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燃料電池船の実船試験を開始 水素社会実現への一歩 国交省

国土交通省海事局は14日、東京海洋大学とNREG東芝不動産の3者が、小型船舶による燃料電池の実船試験を10月上旬から開始したと発表。ここで得られた成果は同省が進めている燃料電池船の安全ガイドラインの策定に活用される予定。

10月上旬に開始した実船試験では、東芝製定置用燃料電池を搭載した小型船舶「らいちょうN」が使われる。船舶の総トン数は9.1t、長さは12.60mで、試験水域は東京海洋大学から半径10海里以内で実施される。同試験において得られる成果は、同省が進めている燃料電池船の安全ガイドライン策定に活用する。

同省は水素社会実現に向け、水素を燃料とする燃料電池船の安全ガイドライン策定作業に取り組んでいる。すでに昨年度から策定作業を開始しており、3年かけて完成させる見込み。2017年度に策定予定の燃料電池船の安全ガイドラインにより、安全面での環境を整え、東京オリンピック・パラリンピックに向けた民間による燃料電池船実用化の促進を図るとのこと。

画像提供:国土交通省

 
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