出生数、過去最低を記録

 厚生労働省は2014年度における、人口動態統計月報年計を発表した。出生数は過去最低の数となる、100万3532人だった。ひとりの女性が生涯に産む子どもの数を表す合計特殊出生率は1.42で、昨年より0.01ポイント低下した。合計特殊出生率は、1971年~74年の第二次ベビーブーム以降は減少傾向にある。2005年に過去最低となる1.26を記録している。

 一方、死亡者数は戦後最多の127万3020人となった。出生数の低下と合わせて、日本の人口減が進んでいる状況だ。

 人口動態統計月報年計は、国内の出生、死亡、婚姻、離婚、死産の動態を把握し、人口や行政施策の基礎資料を得ることを目的として、行われている。婚姻件数、離婚件数ともに低下し、婚姻件数は戦後最少の64万3740組となった。