113番元素はニホニウムに IUPACが4つの新元素の正式名を発表

113番元素はニホニウムに IUPACが4つの新元素の正式名を発表

国際純正・応用化学連合(IUPAC)は30日、113番、115番、117番、118番元素についてそれぞれ正式に、ニホニウム(元素記号Nh)、モスコビウム(Mc)、テネシン(Ts)、オガネソン(Og)と命名されたと発表した。

各々の発見者が提案していた名前が、5カ月間に渡る公開レビューを経て、IUPACによって28日に承認された。これまでの元素名の付け方にならい、新たに発見された元素の名称は、場所や地理的地域、科学者にちなんでいる。名前の末尾も、第1族~16族は「-ium」と付けることになっており、第17族は「-ine」、第18族は「-on」が付けられている。

113番元素のニホニウム(元素記号Nh)は、理化学研究所の森田浩介グループディレクター(九州大学大学院理学研究院教授)によって提案されていた。この名前は日本語での「日本」と、文字通り「日が昇る国」という意味を含めている。

115番元素のモスコビウム(元素記号Mc)と117番元素のテネシン(元素記号Ts)は、ドゥブナ合同原子核研究所(ロシア)、オークリッジ国立研究所(米国)、ヴァンダービルト大学(米国)とローレンス・リバモア国立研究所(米国)の共同研究チームによって提案されていた。どちらも、場所や地理的地域を称える伝統に沿ったものだ。モスコビウムは、共同研究の拠点となったドゥブナ合同原子核研究所があるロシアの首都モスクワに、テネシンは、オークリッジ国立研究所、ヴァンダービルト大学、テネシー大学がある米国のテネシー州にちなんでいる。

118番元素のオガネソン(元素記号Og)は、ドゥブナ合同原子核研究所(ロシア)とローレンス・リバモア国立研究所(米国)の共同研究チームによって提案されていた。ドゥブナ合同原子核研究所に所属し、超アクチノイド元素の研究で先駆的な貢献を果たしたユーリ・オガネシアン教授(1933年生まれ)にちなんでいる。

IUPACのナタリア・タラソワ会長は「新しい元素の名前は、現時点での現実を反映している。元素が発見された日本、ロシア、米国という3つの大陸にちなんだ場所を称え、優れた科学者であるユーリ・オガネシアン教授を称えます」と語った。

画像提供:IUPAC

 
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