キャプチャとISSとの結合完了 「こうのとり」5号機

24日午後7時29分、日本の無人補給船「こうのとり」5号機が国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、長期滞在中の油井ゆい亀美也きみや宇宙飛行士が、ロボットアームを操作して見事キャッチ。キャプチャ成功後、ISSとの電源や通信の接続作業へと進み、25日午前2時28分に「こうのとり」5号機とISSの結合が完了した。

昨年10月以降、米ロの補給船での打ち上げ失敗が続き、米航空宇宙局(NASA)からの緊急輸送の依頼もあったため、今回の輸送は世界中から注目されていた。「こうのとり」5号機には、宇宙飛行士の水や食料、生活物資、実験装置など約5.5トンが積み込まれていた。

日本人が直接ロボットアームを操作して「こうのとり」をつかまえたのは今回が初。またヒューストンのNASAの管制室では若田光一さんが交信チームの代表を務めたが、キャプチャ時に日本人が通信責任者を務めたのも初ということで、初めて尽くしのミッションとなった。

画像提供:NASA