アウディが世界初、自動運転車2017年に市販化

 アウディが世界で初めて自動運転車を2017年市販化する。ドイツ時間の10日に開催されたアウディ年次報告会の中で、技術担当役員ウルリッヒ・ハッケンベルク氏が明言した。自動運転機能が搭載されるのは高級セダンの新型『A8』。これまで他社でも試作車や研究開発車両は公開されてきたが、明確に「自動運転(パイロット・ドライビング)」と銘打って市販化されるのは、アウディが世界初となる。
 2014年10月にはテスト車の「Audi RS 7自動運転コンセプト」がホッケンハイムのグランプリコースを無人で、最高240km/hもの速度で周回することに成功、2015年1月には世界最大の家電ショー(CES)でシリコンバレーからラスベガス(会場)までの約900kmの道のりを、ジャーナリストたちを乗せて自動運転で移動させることにも成功していた。