囲碁AI「DeepZenGo」 最後の対局を勝ち越しで飾る

囲碁AI「DeepZenGo」 最後の対局を勝ち越しで飾る

囲碁AI「DeepZenGo」(以下Zen)が、過去に同ソフトを破った棋士と対戦する「囲碁電王戦FINAL」の第3局が、7日に日本棋院(東京都千代田区)で行われた。Zenは一度負けたことのあるチョウ治勲チクン名誉名人に勝利し、2勝1敗で勝ち越しを決めた。Zenは開発終了と引退が決まっており、今回が最後の対局となる。

第1局は3月24日に中国で行われ、Zenが昱廷いくてい九段に敗れ、第2局は1日に韓国で行われ、Zenがパク廷桓ジョンファン九段に勝利した。

Zenは2016年3月に世界トップレベルの囲碁AI開発を目指してプロジェクトが組まれた。2017年3月のワールド碁チャンピオンシップでは日中韓の囲碁トップ棋士と戦い、日本代表の井山裕太六冠に勝利している。

画像提供:日本棋院
 

参考記事
囲碁AI「DeepZenGo」が引退 最後の対局へ(2018/03/20)