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勤務したい国1位はシンガポール マイナビが意識調査

マイナビ(東京都千代田区)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』は、「ASEAN諸国勤務に関する意識調査」を実施し、8日に結果を発表した。ASEAN諸国のうち勤務を希望する国の1位はシンガポール(40.5%)、2位はタイ(27.5%)だった。

調査対象は転職意向がありASEAN諸国での勤務に興味のある25~44歳の正社員男女600人。勤務を希望する理由で最も多かったのは、シンガポールでは「治安が比較的良いから」が55.5%で、タイでは「親日的な国・民族性だから」が56.8%だった。

ASEAN諸国で勤務する場合に重視する点を聞いたところ、「英語もよく通じ、語学面でプレッシャーを感じないこと」(40.3%)、「社会や文化・風土が気に入り、その土地にすぐに順応できること」(39.5%)が多かった。職種別に見ると、『経理・財務・法務』では「社会や文化・風土が気に入り、その土地にすぐに順応できること」(51.7%)、『サービス・販売・店長職』では「頻繁に日本と行き来できる出張・帰省制度が整っていること」(50.9%)が多く、職種によって差が出る結果となった。

ASEAN諸国での勤務経験をどう役立てたいかを聞いたところ、「現在勤めている会社でグローバル人材としてキャリアを積んでいきたい」が46.3%と最多で、「転職し、グローバル人材としてキャリアを積んでいきたい」は24.2%だった。転職意向のある人を対象にした調査だったが、ASEAN勤務に関しては約半数がその後「現在の会社」でのキャリアを選択する結果となった。

(写真はイメージ)