LINE、福岡市内施設でキャッシュレスに関する実証実験を開始

LINEでキャッシュレス実証実験を 福岡市

福岡市は12日、AIやIoTなどの先端技術を活用した実証実験プロジェクトとして、LINE、LINE Pay、LINE Fukuokaの3社が企画した「キャッシュレス」に関する事業を採択したと発表した。今後3社は福岡市施設を使って実証実験を実施する。

福岡市は「キャッシュレスFUKUOKA」を合言葉とし、モバイル決済や電子マネーなどのキャッシュレスサービスを利用することで、市民の利便性向上やインバウンド需要の拡大、事業者の事業効率化など、都市の魅力や市民の生活の質の向上を目指している。

今後、3社は6月中に動植物園、美術館、博物館、自転車駐車場などの市施設と市内各所の屋台、商店街、商業施設、タクシーなどの民間施設等でLINE Payを導入し、キャッシュレス、ウォレットレスの実証実験を行う。このほか、市が開設している福岡市LINE公式アカウントとも連動させるなど、LINEのサービスを複合的に利用することも視野に入れている。

同市は実証実験プロジェクトの募集を今年5月に実施。全国から25件の応募があり、市の施設を実験の場とするLINEグループ3社のプロジェクト1件のほか、民間施設を実証実験の場とするプロジェクト8件の計9件を採択した。

(写真はイメージ)