秋の恒例イベント「ハロウィン」 10代の半数が「楽しみ」

9月も半ばを過ぎて残暑が和らぐと、街中や店頭で目につき始めるハロウィンの装飾―。毎年恒例のイベントとして年々盛り上がるハロウィンについて、マーケティングリサーチ企業のマクロミルが、その楽しみ方や消費などに関する市場調査を行い、18日に結果を公表した。

「ハロウィンに賛成か反対か?」という質問には、15~19歳では80.7%が「賛成」と回答した。その一方、年代が上がるにつれて賛成の割合が低くなり、60代では38.8%だった。また、「ハロウィンが楽しみか?」という質問でも、10代が52.9%、20代が47.2%と、半数前後が「とても楽しみ」もしくは「やや楽しみ」と回答し、若い年代ほどスコアが高かった。
秋の恒例イベント「ハロウィン」 10代の半数が「楽しみ」

10~20代に今年のハロウィンの過ごし方を尋ねると、「仮装する」「お菓子や料理を作る」といった回答が多かった。近年、若者が繁華街を仮装して練り歩く姿が社会問題になっているが、今回の調査では、過ごす場所は「自宅」が52.1%、「友人の家」が25.4%と、家の中で過ごす人が多いことが分かった。
秋の恒例イベント「ハロウィン」 10代の半数が「楽しみ」

また、ハロウィンにかける最大予算は平均2830円で、前年より385円増加した。一方、秋~冬のイベントの重要度を聞くと、「お正月」が84.6%、「大晦日・カウントダウン」が76.1%、「クリスマス」が72.1%で、「ハロウィン」は27.2%にとどまり、他のイベントに比べると、重要度はさほど高くないことが分かった。
秋の恒例イベント「ハロウィン」 10代の半数が「楽しみ」

本調査は、全国のマクロミルのモニタ会員、15~69歳の男女2000人を対象に、8月28~29日にインターネット上で行われた。

画像提供:マクロミル(冒頭の写真はイメージ)