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国際ガールズデーで、ユニセフが「少女たちの直面する問題」を発表

国際ガールズデーで、ユニセフが「少女たちの直面する問題」を発表

10月11日は国際ガールズデー。これに合わせてユニセフ・ドイツは、世界の少女たちが直面している問題のデータをまとめたリポートを発表した。
 

若者人口の男女比率は?

世界全体で18歳未満の青少年の人口は230億人。このうち、男女比は半々だ。女性の平均寿命は74歳、男性は70歳。経済的に貧しい国に生まれた女性は、工業先進国に生まれた女性よりも、平均寿命が20年短い。
 

教育

世界全体で、学齢期にありながら学校に通っていない女の子の数は3400万人。これに対し、男の子の数は2900万人。戦争や自然災害などが原因で学校に行かなくなる女の子の数は、男の子の2倍に上る。
 

家事労働

5~14歳までの女の子が料理や掃除、弟や妹の世話、水汲みなどの家事労働に従事している時間は世界で1日合計5億5000万時間。同様の仕事に14歳までの男の子が従事している時間はこれの約半分。一方、児童労働において肉体を使った過酷な労働に従事しているケースは、男の子の方が多い。
 

健康/HIV感染

10代の女の子は、同年代の男の子よりも多くHIV感染の危険にさらされている。新たにHIV感染した15~19歳のうち、3人に2人は女の子。
 

児童婚

ユニセフの推計では、成年に満たない少女が結婚するケースは年間1200万人。世界の女性の5人に1人に当たる6億5000万人の女性が、18歳未満で結婚している。若くして結婚した女性のほとんどが学校には通わず、早くに出産し、家事労働に従事している。
 

若年出産

発展途上国においては、女性の4人に1人、合計約1200万人が第1子を18歳前に出産している。
 

少女に対する性暴力

世界全体で15~19歳の1500万人の少女たちが、すでに性暴力を経験している。

(写真はイメージ)