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自動運転大型バスの実証実験、通常営業の路線バスでは国内初 西武バス

西武バス、群馬大学、群馬大学発スタートアップの日本モビリティは1月27日、遠隔監視システムを活用した自動運転大型バスによる実証実験を2月より行うと発表した。場所は埼玉県飯能市で、通常の営業運行をしている路線バスと同じ運行形態で実証実験を行うのは国内初の試み。

日程は2月23日から3月7日までの内の7日間で、自動運転バスは1日に往復4回走る。区間は西武バス路線である、西武池袋線飯能駅南口と美杉台ニュータウン間の片道約2.5km。安全面を考慮して乗客が必ず着席した状態で運行するために、乗車定員を設けて事前に整理券を発行する。

自動運転のレベルは、運転者がハンドルを握り続ける必要があるレベル2。西武バス飯能営業所内に遠隔運転監視室を設置して運行中のバスを監視する。今後も段階的に実験を重ね、大型バスの自動運転レベル4(限定領域以内でシステムが全ての運転を実施)による営業運転を目指していくという。

群馬大学と日本モビリティは、前橋市でICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構(TOPIC)とともに、横浜市では相鉄バスとともに大型バスでの自動運転実証実験を行ってきている。遠隔管制室から遠隔監視を行うのが特徴である。

(写真はイメージ)
 

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