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「TOKYO TORCH Park」オープン 東京駅前の常盤橋が新しく

三菱地所が東京駅日本橋口前で開発を進める「TOKYO TORCH」(トウキョウトーチ)の第一弾プロジェクト「常盤橋タワー」が6月30日に竣工し、東京駅に新たなランドマークが誕生した。大規模広場「TOKYO TORCH Park」は7月21日よりグランドオープン、商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace」も同日より順次開業した。

今回完成した常盤橋タワーは地上38階、高さ212mと竣工時点において東京駅周辺で最も高いオフィスタワーとなる。場所はJR東京駅日本橋口から徒歩1分で、東京メトロ東西線「大手町駅」コンコースとも2022年1月に直結・供用開始の予定だ。

常盤橋タワーの9〜37階はオフィスフロアで、そのうち8階はオフィスサポートフロア、3階はカフェテリアラウンジ「MY Shokudo」と2つのフロアを就業者向けの共用空間として整備している。

オフィスフロアでは、就業者専用アプリ「TOKYO TORCH App for 常盤橋タワー」を導入し、スマートフォンもしくは手かざしによる非接触セキュリティ認証を行う。また施設管理の高度化として、警備・清掃分野においてロボットを実装する。

スマートフォン認証
警備ロボット

3階の「MY Shokudo」は「Hall&Kitchen」「Cafe」「Dining」「Sakaba」の4つの空間で構成されており、「Hall&Kitchen」は終日一般客にも開放される。その他のエリアは、昼は就業者専用の共同食堂となるが、夜は一般客に開放される。「MY Shokudo」は8月中旬に開業予定だ。

1階の大規模広場「TOKYO TORCH Park」では、全国の自治体と協業し、地方の魅力を発信する取り組みを行う。約7000㎡の敷地内にある新潟県小千谷市との協業による「錦鯉が泳ぐ池」には、錦鯉約50匹を放流している。池周辺には小千谷市の環境音が流れるパイプスピーカーを設置し、居心地の良い広場を演出している。他にも、新潟県佐渡市の「佐渡島の金鉱石」、茨城県つくば市の「つくばの天然芝」、静岡県裾野市の「うるおいある緑化空間」などが展開される。

また2021年9月からはこの広場で、地方の名産品の販売や体験、学びに関連するマーケット「TOKYO TORCH Market」を開催予定という。

新潟県小千谷市の「錦鯉が泳ぐ池」

地下1階〜地上3階は商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace」だ。「Bar Español YEBRA」、「Tsubamesanjo Bit TOKYO」など地方の名店を中心に、東京・日本初出店の飲食店を含む計13店舗が立ち並ぶ。各店舗にはテラス席が多数備えられており、ポストコロナ時代のニューノーマルとして野外での飲食が楽しめる空間になっている。

1階にある各店舗にはテラス席も多数

TOKYO TORCHの街区全体の完成予定は2027年度。同社は「日本を明るく、元気にする」を常盤橋地区再整備プロジェクトのビジョンに掲げている。

街区完成時の TOKYO TORCH Park 全景(東京駅側より)