クールジャパン機構、パリ拠点の日本工芸販促企業へ1億円出資

海外における日本文化の需要開拓企業を支援する官民ファンド「クールジャパン機構」は12日、フランスで日本の地域産品をプロモーション・販売する「サスエニス(SAS ENIS)」に1億円出資すると発表した。

サスエニスはパリ中心部の店舗にて、2011年から4年間で約50回にわたり日本の伝統工芸品などのプロモーションを実施。「有田の陶磁器」「鯖江の眼鏡」「輪島の漆器」などの有名地域産品を中心に発信を行ってきた。

クールジャパン機構はサスエニスと共同し、中小企業の多い工芸品製造元の欧州輸出や現地販売を全面的に支援。サスエニスは出資金を使い店舗や人員を増やし欧州全域での拡販を進める。今後5年で新たに200社の日本企業を現地販売できる体制を目指す。

(写真はイメージ)