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春の便り2026〜高知県佐川町の牧野公園で満開の桜

日本の桜名所100選にも選ばれた、高知県佐川町にある牧野公園の桜が見頃を迎えた。佐川町出身の植物学者、牧野富太郎が明治35年(1902年)に送ったソメイヨシノを植えたことを契機に、地元の商工会や町民の手によって整備された公園である。太平洋戦争下には食料生産のため全ての桜が伐採され開墾地化された時もあった。だが、戦後の昭和31年に1000本以上の苗木が植えられ桜の名所として復活を遂げた。現在は老木化が進んだ桜のリニューアル事業が進められており、地域とともにその景観が受け継がれている。

牧野公園は、戦国時代に土佐統一を果たした長宗我部元親の重臣によって築城された佐川城跡にある。かつては一万石の居城として栄えた山城の斜面を登りながら、20数種類もの桜を楽しめる。

頂上付近
頂上からの眺め
国登録有形文化財の旧浜口家住宅(右側)と桜。江戸中期から続いた酒造商家の邸宅で、現在はお土産屋・休憩所。