国際移住者デーに寄せて、国連とユニセフからのメッセージ

「国際移住者デー」である18日、パン・ギムン国連事務総長がメッセージを発表し、「世界が国際法と国際的基準に則って、移住者と難民の大量移動に取り組む決意と、整合性ある人権に基づく対応を緊急に進めよう」と呼びかけた。

また、国際連合児童基金(ユニセフ)欧州難民・移民危機特別調整官のマリー・ピエール・ポワリエ氏も声明を発表し、難民危機により子供たちが大きな危険に晒されていることに触れ、「新しい年に、最初の一歩を踏み出す子供たちに寄り添い、子供たちの未来を守り、難題に対処する」と述べた。

国際移住機関(IOM)によると、2015年には5000人以上の移民が移住の途上で命を落とし、昨年の死者数を大きく上回ったという。近年の紛争、気候変動等の影響による移住に伴い、国境を越えるものと国内移住を含めて10億人が移動している世界の現実を踏まえて、適切な政治的介入、国際機関の支援が期待される。

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