戦後初、小笠原諸島でアホウドリの親子を確認

9日に小笠原諸島のむこ島で、特別天然記念物で絶滅危惧種のアホウドリのヒナの誕生が確認された。アホウドリの親鳥とヒナが一緒にいる場面を確認したのは戦後初めて。環境省、東京都などが15日に発表した。

アホウドリは小笠原諸島では1930年に絶滅していたが、2008年から鳥島で生まれた個体を聟島に移送して、新しい繁殖地を形成する保護増殖事業が行われてきた。2014年になこうど島でヒナが生まれたのは確認されたが、親子一緒の確認は今回が初めて。なお、今回のつがいのオスは鳥島から移送し巣立った個体で、メスは野生個体。2012年からつがいとなって卵を産んでいたが、今回初めてヒナがふ化した。

アホウドリは翼の差し渡しが210~230cm、体重は4~5kgあり、日本では最大級の海鳥。150年ほど前には北大西洋の島々に数十万羽いたと考えられているが、現在では伊豆諸島の鳥島と尖閣諸島の南小島・北小島にしか生息しておらず、その個体数は3800羽程度とされる。アホウドリは、19世紀後半から20世紀前半に羽毛の採取のために乱獲され、絶滅危惧種になるまで減少した。

(写真はイメージ)

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