屋久島で新種植物「ヤクシマソウ」を発見

神戸大学大学院理学研究科の末次健司特命講師が、鹿児島県屋久島で新種の植物を発見し、「ヤクシマソウ」と命名した。20日、植物研究雑誌『Journal of Japanese Botany』に研究成果が掲載された。

今回発見された世界的にも新種の「ヤクシマソウ」は、2015年10月に屋久島の低地照葉樹林で末次講師が写真家の山下大明氏と調査し、未知の菌従属栄養植物だとして発見。標本を持ち帰り東京大学、東北大学の教授らと精査した結果、新種であることが判明し、発見場所の地名を冠して「ヤクシマソウ」と命名した。

菌従属栄養植物は、自らの光合成ではなく共生する菌の栄養分で生育する植物。菌類に寄生するヤクシマソウが生育していることは、屋久島の低地原生林に見えない共生菌のネットワークが息づいているとして、末次講師は「屋久島は縄文杉などに関心が払われがちだが、低地原生林の貴重さを再認識させるものだ」と話した。

 
(写真はイメージ)

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