将棋電王戦第1局でPONANZAがプロ棋士に勝利

昨年11月「将棋電王トーナメント」で優勝したコンピュータ将棋ソフト「PONANZA(ポナンザ)」と、将棋プロ棋士の山崎隆之八段が9、10日に対戦し、ポナンザが勝利した。ドワンゴ主催の「電王戦」二番勝負の第1局で、関山中尊寺(岩手県平泉町)で行われた。第2局は5月21、22に比叡山延暦寺(滋賀県大津市)で行う。

ポナンザは、将棋電王トーナメントの第1回と第3回で優勝しており、電王戦では、第2回(2013年)開催時に将棋ソフトとして初めて現役プロ棋士(佐藤慎一四段)に公の場で勝っていた。ポナンザの開発者は、ドワンゴが発表した世界トップレベルの囲碁ソフトを開発する「DeepZenGo(ディープゼンゴ)プロジェクト」に参加することが決まっている。

電王戦は、2012年から開催されている。第1回はソフトとプロ棋士の一番勝負、2013~2015年はソフトとプロ棋士の団体戦で五番勝負だった。今回は、第1期電王戦として、第3回将棋電王トーナメント(2015年11月21~23日開催)の優勝ソフトであるPONANZAが、プロ棋士山崎八段と二番勝負で対戦している。

参考記事
最強囲碁ソフトを開発へ DeepZenGo(ディープゼンゴ)プロジェクト発足
情報処理学会、コンピューター将棋プロジェクトの終了宣言

 
(写真はイメージ)

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