隣の恒星系へ20年で到達 ホーキング博士らが探査計画

ロシアの実業家でベンチャー投資家のユーリ・ミルナー氏とイギリスの宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士は12日、太陽系に最も近い隣の恒星系であるアルファ・ケンタウリ(ケンタウルス座α)星系を光速の20%の速度で目指す「ブレークスルー・スターショット」計画を発表した。

アルファ・ケンタウリ星系は地球から4.37光年離れており、人工物として最速の秒速17kmで飛行中のボイジャー1号でも7万年以上かかる(なお、ボイジャー1号が実際に向かっているのはへびつかい座の方向)。計画では、数メートルほどの帆を張った数グラム程度の宇宙船「ナノクラフト」に対して、地球上に設置された複数台のフェーズドアレイ・レーザー「ライト・ビーマー」から100ギガワット級のレーザー光を照射することで、光速の20%(秒速6万km)まで急加速する。このスピードであれば、打ち上げから20年程度で隣の恒星系に到達できる。

ナノクラフトの光推進について技術的成立性の証明・提示を目指し、1億ドル(約109億円)の研究プログラムが始まる。

※1ドル=約109円で換算。

(画像出典:BREAKTHROUGH INITIATIVES)

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