トヨタ自動車、IUCNレッドリストの強化を支援

トヨタ自動車は10日、国際自然保護連合(IUCN)と5年間のパートナシップを通してIUCNレッドリストの強化に取り組むと発表した。トヨタが約120万ドル(約1億3080万円)助成し、2万8000種以上の生物を対象に絶滅危険性を評価する。

IUCNが今後評価する必要があるとしている約8万種のうちの35%に相当し、この中には世界人口のかなりの部分が依存している主要な食糧源が含まれている。生物多様性の損失を食い止めるためのデータや、食糧安全保障に関する知見の大幅な拡充を図る。自動車の負荷を限りなくゼロに近づけるとともに、社会にプラスをもたらすことを目指す取り組み「トヨタ環境チャレンジ2050」の一環。

トヨタのディディエ・ルロワ副社長は、「生物多様性に対するIUCNの取り組みにトヨタが協力することで、再び豊かな田園風景が世界に広がる日が来ることを心から願っている」とコメントしている。

※1ドル=約109円で換算。

(写真はイメージ)

 
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