ウォルマート、UberとLyftと提携し宅配サービスのテストを開始

小売り業界のグローバル大手ウォルマートは米国現地時間3日、配車サービス大手の米ウーバー(Uber)、米リフト(Lyft)と提携し、生鮮品の宅配事業の実証テストを実施すると発表した。

ウォルマート、UberとLyftと提携し宅配サービスのテストを開始
配車サービスを活用した新たな宅配サービス[画像提供:ウォルマート]

テストは、Uberがフェニックス(アリゾナ州)、Lyftがデンバー(コロラド州)で行う。すでに3月から米宅配代行サービスの米デリブ(Deliv)と組み同様のテストをマイアミ(フロリダ州)で実施しており、これで3都市目の実施となる。

利用者がオンラインで生鮮品を注文すると、ウォルマートの専門スタッフが生鮮品を選び、Uber、Lyft、Delivのうちいずれかのサービスに宅配を依頼。宅配車が商品をウォルマートでピックアップし、利用者の目的地へ運ぶ仕組みだ。利用者は宅配車に配送料は払わず、ウォルマートへ宅配手数料として7〜10ドルを支払う。

ウォルマート、UberとLyftと提携し宅配サービスのテストを開始
専門のスタッフが慎重に商品を選ぶ[画像提供:ウォルマート]

店舗から自宅へのダイレクト配達は、自社や既存宅配業者などのルート配送では実現しづらかった。このサービスは、すでに米アマゾンが開始しており、同社も後を追った形だ。

 
(冒頭写真はイメージ)

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