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就寝時刻が遅い子供ほど、「自分が好き」と答える割合が低い

 文部科学省では「睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査」を実施した。全国的な実態を把握するとともに、自立や心身の不調についても質問を行い、生活習慣との関係性を明らかにするためだ。調査対象は公立の小学5年生から高等学校3年生の学年ごとに100校、計800校とした。
 深夜0時以降に就寝している中学生は22%、高校生は47%、学校段階が上がるにつれて睡眠不足と感じる子供の割合が増える傾向が見られ、高校生では3人に1人に達する。また、休みの日の起床時刻が2時間以上遅くなることがよくある子供ほど、午前の授業中に眠くて仕方がないと答える割合が高い。
 携帯電話、スマートフォンとの接触時間が長い子供ほど、就寝時刻が遅く、寝る直前まで各種の情報機器(テレビ、ゲーム、携帯、スマホ、パソコン等)によく接触する子供ほど、朝布団から出るのがつらいと感じている。
 さらに就寝時刻が遅い子供ほど「自分のことが好き」と答える割合が低く、なんでもないのにイライラすることがあると回答する割合が高かった。