花便り~スイレン

東京上野の不忍池に広がっているのは、ハス。こちらは、フランスの画家モネが描いて有名になった、スイレンだ。

その違いはさまざまあるが、わかりやすいのは葉の形だ。水面から立ち上がり、葉の表面に撥水性があって、大きな円形をしているのは、ハス。ハスの地下茎が肥大したものがレンコン(蓮根)となる。スイレンの葉は撥水性がなく水面に浮かび、葉に深い切れ込みがあるのが特徴。共に多年性の水生植物だが、ハスはハス科ハス属、スイレンはスイレン科スイレン属で、分類も異なる。

スイレンの原産は世界中の熱帯~温帯地域。エジプトのナイル川近辺でも数多く咲いている。「ナイルの花嫁」と呼ばれ、エジプトの国花にもなっており、古代エジプトの壁画などにも登場する。学名「Nymphaea colorata(ニンファエア・コロラタ)」にあるNymphaeaはスイレン属を表し、ギリシャ神話の水の女神「nymph(ニンフ)」が由来とされる。英名はWater lilly(ウオーター・リリー)。

英語のLotus(ロータス)はハスを意味するが、元はギリシャ語が由来でエジプトのスイレンの一種を指しているといわれる。

夏の暑い日に見ると心が洗われ清々しい気分になるのは、ハスもスイレンも同じかもしれない。今日は、モネも愛したスイレンをゆっくり眺めていよう。

花言葉:清純な心、信仰、清浄、信頼
スイレン(睡蓮):スイレン科スイレン属の水生多年草

花便り~スイレン

 
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