初の民間企業の無人月着陸船、2017年に月面へ 米国

米国政府は3日、ムーン・エクスプレス(Moon Express)社に対して、民間企業として初めて地球周回軌道を超えて、2017年に無人着陸船を月面に着陸する許可を与えるという「歴史的」な決定を下した。これにより月の貴重な資源への扉が開かれ 、現在進行中の商業月探査と発見の新しい時代が始まる。

同社は今年4月6日、その歴史的な申請書を米連邦航空局(FAA)に提出した。それを受け、FAAはホワイトハウス、米国務省、米航空宇宙局(NASA)などと協議した上、同社に2017年の月面ミッションを許可した。

同社の共同創設者であるボブ・リチャーズ最高経営責任者(CEO)は、「ムーン・エクスプレス2017ミッションの承認は、米国政府による画期的な決定であり、地球周回軌道を越えた民間商用ミッションの先駆けだ。我々は今、すべての人類の利益のために地球の経済圏を拡大する新たな知識と資源を求めて、地球の第八の大陸である月に向かう探検家として船出する。最近の月面上での水の発見は、人類の未来のための経済的なゲームチェンジャーだ。水は太陽系の油であり、月が宇宙におけるガソリンスタンドとなっている」と述べた。

初の民間企業の無人月着陸船、2017年に月面へ 米国

初の民間企業の無人月着陸船、2017年に月面へ 米国

画像提供:ムーン・エクスプレス

 
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