未成年者の9.7%が「1日15時間以上」スマートフォンを使用

 未成年者の10人に1人が1日に15時間以上もスマートフォンを触っている時代になった―。デジタルアーツ株式会社は、全国の小~高校生及び子供(0~9歳)を持つ保護者層を対象に「未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態調査」の第7弾を実施し、未成年者の9.7%が「1日15時間以上」スマートフォンを使用しているという実態が明らかになった。
 同調査によると、未成年者(10歳~18歳)全体のスマートフォン所有率は65.0%と前回(2014年7月調査)から微増。世代別所有率は小学校高学年(10歳から12歳)39.3%、中学生59.7%、高校生96.1%。女子高校生は98.1%となった。
 1日平均使用時間はそれぞれ小・中学生「2時間未満」、男子高校生「4.1時間」、女子高校生に至っては「7時間」だった。使用時間帯は「0時~3時」が24.3%に上った。スマートフォンを深夜に長時間使用している子供たちの増加が不安視される。
 一方、子供(0~9歳)を持つ保護者の79.2%が、「ネットの世界は子ども達が被害者にも加害者にもなってしまう可能性を認識している」と回答。また、64.0%の保護者が「子どもがネット上で犯罪に巻き込まれないための対策や教育が十分に取られていない」と回答した。我が子に持たせたスマートフォンに日々不安を募らせている親の実態が浮き彫りになった。