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欧州の家賃比較、住みやすい国は…?

ユーロスタットが発表した最新の統計で、欧州各国の家賃平均額と、収入に対する家賃割合の比較が明らかになった。ドイツのヴェルト紙が報じた。

ユーロスタットは、欧州委員会の中の統計を担当する部局。欧州各国の収入と生活水準についてまとめた同部局のデータによると、共益管理費や光熱費を除いた月額家賃の平均が、最も高かったのがスイスの940.70ユーロ。しかし収入に対する割合では23.6%となっており、スイス人は高額家賃に見合った高収入を得ていることが明らかに。一方で、家賃の収入比がEU圏内で最も高かったギリシャの家賃平均額は526.50ユーロだが、これが収入比では33.6%、またスペインも636.30ユーロの平均額に対して、収入比は31.6%となっている。スペインでは、過去5年の間に国内全体の家賃が約2倍値上がりしたと言われている。

ユーロ圏内で収入に対する家賃の割合を比較した中で、「住みやすい国」と見られるのが、ドイツ、オーストリア、ポルトガル、アイルランドだった。ドイツは家賃平均額658.60ユーロで、収入比は22.5%。オーストリアは、家賃額は未統計となっているが収入比は22.2%、ポルトガルは358ユーロに対して21.3%、アイルランドは600.10ユーロで20.3%だった。

*1ユーロ=134.5円(7月21日時点)