JST、中高生向け理系教育推進プログラム採択

科学技術振興機構(JST)は、今年度から開始した「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」の採択機関を決定した。

同プログラムは、学校・教育委員会と大学などが連携・協働して、中高生が主体的に学ぶ力をつけ、科学技術への意欲と能力を伸ばすための支援をするもの。

初めての公募となった今回は、「地域と学校が一体となった取り組みによって中高生が科学研究実践活動を継続的・自立的に実施されるか」、「自ら課題を設定し研究を進める生徒指導を通して教員自身その研究指導力を向上させ得るものか」について、今後期待できるかどうかを重視して採択した。

採択された企画は、「研究指導力向上型」、「学校活動型」の2つに分類されている。研究指導力向上型では、宮城教育委員会の「知る術~『なぜ』を紡いで『知りたい』を育てるみやぎメソッド~」、愛媛教育委員の「えひめサイエンスリーダースキルアッププログラム」などの5件が採択されており、1年あたり1000万円の支援を受ける。学校活動型では、教育委員会などの実施機関が中学・高校で取り組む115件が採択され、高校では1年あたり50万円、中学では同30万円の支援を受ける。

(写真はイメージ)