準惑星に初めて探査機が到達

 火星と木星の間に広がる小惑星帯の中で、直径950kmとひときわ大きな天体が準惑星のケレス(セレス)。米航空宇宙局(NASA)が2007年9月に打ち上げた探査機ドーンは、3月6日にケレスを周回する軌道に到達した。
 ケレスは1801年に小惑星帯で最初に発見され、当初は惑星とみなされた。しかし、近くに多数の小天体が見つかり、大きさも他の惑星より小さかったため、小惑星と呼ばれるようになった。06年にケレスは冥王星と共に準惑星と定義された。
 小惑星帯にある多数の小天体は、木星の巨大な重力の影響で1つの惑星になれなかったと考えられ、タイムカプセルのように太陽系の初期の姿を留めていると期待されている。ドーンは2月27日にケレスのクレーター内にまぶしく輝く白い点を撮影し、氷などの堆積物が太陽光を反射している可能性がある。今後、徐々に高度を下げながら16カ月に渡って詳しく観測を行う予定だ。

画像提供:NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA

関連記事一覧