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北海道のアンモナイト化石、新種と認定 殻の形状に特徴 三笠市博物館

北海道のアンモナイト化石、新種と認定 殻の形状に特徴 三笠市博物館

北海道の三笠市と羽幌町で発見された、特殊な形状の殻をもつアンモナイトが新種と認定された。三笠市博物館の学芸員らによる研究論文が日本古生物学会欧文誌の7月1日発行号に掲載され、新種名「ユーボストリコセラス・ヴァルデラクサム(Eubostrychoceras valdelaxum)」が正式に発表された。同館では15日からこの実物化石を特別展で展示している。

このアンモナイトの化石標本は、三笠市と羽幌町にある約8360万年前の中生代白亜紀カンパニアン期前期の地層から同館のボランティア会員が採取したもので、2008年に同館に寄贈され、全部で5個ある。

ユーボストリコセラス属のアンモナイトの殻の形状は、らせん塔状のバネのようで「異常巻アンモナイト」と呼ばれる。その中でも今回発見された標本は、らせんが緩く限界まで引き伸ばされたバネのような形をしており、この特徴はこれまで見つかっていたどの種のものとも異なっている。

北海道では以前、数種のユーボストリコセラス属が発見されており、今回の新種は螺旋の形状は異なるが表面のしわの特徴が類似しているユーボストリコセラス・ジャポニカムの620万年後の子孫と考えられている。この620万年という空白期間を研究し、進化の歴史をより詳細に解明していくのが今後の課題だ。

画像提供:三笠市立博物館 

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