自動運転で郵便物輸送 日本郵便が実証実験

自動運転車で郵便物の輸送実験 日本郵便

日本郵便は5日、自動運転車で郵便物などを輸送する実証実験を都内で実施すると発表した。期間は12日から16日まで。

実証実験の経路は、千代田霞が関郵便局を出発して、西新橋郵便局を経由し、銀座郵便局に到着するコース。実証実験に使う自動運転車は、アイサンテクノロジー(愛知県名古屋市)とティアフォー(愛知県名古屋市)が共同開発した。自動運転のレベルは全運転責任をシステムが負う完全自動運転のレベル4だが、実験中は運転手が付く。

ネット通販の拡大などでゆうパックの取扱数が急増する中、自動運転車の導入で、ドライバー不足や再配達によるコスト増などの解消をねらった取り組み。将来的には運転手なしの自動運転車で、近隣の郵便局間の輸配送を行うようにする計画だ。

画像提供:日本郵便
 

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