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ベトナム・フォンニャ 世界最大のソンドン洞窟、12月まで閉鎖

ベトナムで世界遺産になっているフォンニャ・ケバン国立公園の一部、世界最大の洞窟であるソンドン洞窟は、今年の9月から12月までの4カ月間閉鎖し、観光客の訪問を一時停止することとなった。これは生態系の回復と、雨季・洪水期間の安全確保のためであると、ベトナム紙「Vnエクスプレス(VnExpress)」が報じた。

閉鎖の具体的な目的は、動植物を保護し、水の汚染を防ぎ、生態系を回復させることと、水位が90mになることもある洪水期に観光客の安全を確保すること。英国の洞窟専門家の要請により、クアンビン省人民委員会が承認した。閉鎖期間中、従業員たちは業務訓練を行うほか、地域の学校の塗装作業や、観光地のゴミ拾いなどのコミュニティ活動に参加するという。

ソンドン洞窟は全長8.5km以上、高さは200mから最大250mにもなり、世界最大とみられている。観光開発は、同公園の他の洞窟ほど進んではおらず、2015年での訪問者数は観光客482人と新聞・放送局記者26人だった。

(写真はイメージ)