東京都、LINEスタンプ配信でがん検診啓発

東京都福祉保険局は、がん検診への関心が薄い20代から30代の若年層に向けて検診の重要性を訴求するための取り組みとして、キャラクター「モシカモくん」を作成し、同キャラクターのLINEスタンプ全8種類を無料配信すると24日発表した。

がんは東京都民の死因の第1位。3人に1人が、がんで死亡しており、2人に1人が一生のうちに何らかのがんにかかるという。完全に防ぐことは難しいものの、定期的に検診を受け、早期に発見・治療することで、約9割が治るとも言われている。しかし、現状の日本のがん検診受診率は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中でも低い。東京都は、5つのがん(胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がん)の受診率について、2013年時点の34~42%から50%に引き上げることを目標としている。