Googleストリートビューで熊本地震の被災地域を公開

Googleは20日、熊本地震で被害を受けた熊本県益城町、西原村、南阿蘇村のストリートビュー画像を公開した。画像では地震で崩れた家屋や、崩落した阿蘇大橋付近の土砂崩れの様子、仮設住宅の建設が進められている様子などを見ることができる。

撮影は地震発生から1~2カ月が経過した5、6月に行い、各自治体と相談のうえ公開。ストリートビューの過去の画像を見ることができる「タイムマシン機能」で、地震前の様子と比較することができる。また、ストリートビューギャラリーで、被災地のストリートビューをまとめて見ることもできる。

2度にわたって震度7を観測した益城町の西村博則町長は、「震災から3カ月が経過しようとしているが、倒壊した多くの家屋を見ると、復興は道半ばと感じる。その一方で、震災の甚大な被害の状況を記録・保存し、復興の状況を後世に引き継ぐことは、大変重要な課題だ。本プロジェクトが、震災の記憶の風化を防ぎ、後世に残せるような復興の記録となることを期待する」とコメントした。

 
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