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四国ローカル線の旅(2) 坊ちゃん列車で松山市内めぐり

松山駅の改札を出ると、売店では揚げたてのじゃこ天を売っていた。思わずひとつ注文して、ほおばりながら市街地へ向かって歩き出す。一見、いたって普通の街並みのように見える松山市街。しかし、そこを走る坊ちゃん列車を目にすると、瞬間、古い時代に逆戻りしたかのような錯覚を覚える。

坊ちゃん列車は、伊予鉄道開業から間もない明治21年から67年にわたり活躍した蒸気機関車をモデルにした列車だ。現在はディーゼルエンジンで稼働しており、煙に見立てた蒸気を出しながら走る濃緑の車両は、夏目漱石の小説『坊ちゃん』の中で「マッチ箱のような」と形容されたように小さめでかわいらしい。休日は観光客で満員だった。

四国ローカル線の旅② 坊ちゃん列車で松山市内めぐり
道後公園の入り口

列車は市街地を抜け、新緑の美しい道後公園の前を通って、道後温泉まで走る。終着駅の道後温泉は、温泉街の雰囲気にぴったりの風情ある白い駅舎だった。

四国ローカル線の旅② 坊ちゃん列車で松山市内めぐり
クラシカルで趣ある道後温泉駅の駅舎

一方、坊ちゃん列車と同じ路線を走る従来型の列車もあるが、青い座席と木の床でこちらも趣があり、降りる時にベルを押すと「チーン」と心地よい音がした。

四国ローカル線の旅② 坊ちゃん列車で松山市内めぐり
松山市電の列車内の様子

 
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