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海底の鉱石資源引き揚げ、世界で初めて成功 JOGMECなど

海底の鉱石資源引き揚げ、世界で初めて成功 JOGMECなど

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、沖縄近海で海底熱水鉱床を採鉱し洋上に引き揚げることに世界で初めて成功したと9月26日に発表した。日本近海の海底に豊富に存在するとされる鉱物資源供給の実現に期待がかかる。

海底熱水鉱床には、海底に沈殿した銅、鉛、亜鉛、金、銀などの資源が含まれる。海底面から噴出した熱水から金属成分が沈殿したもので、日本では沖縄近海と伊豆・小笠原海域に分布している。経済産業省の委託事業で、三菱重工業、新日鉄住金エンジニアリング、海上・港湾・航空技術研究所、清水建設、住友金属鉱山、深田サルベージ建設、三井三池製作所からなるコンソーシアムを中心に実施した。

採掘・集鉱の試験は、8月中旬から9月下旬にかけて実施した。海象条件の良いときに複数回に分けて、採掘試験機で採掘・破砕した鉱石を集鉱試験機で海水とともに吸引。水中ポンプが閉塞しないよう、適切に鉱石を破砕し、海水に対する鉱石の分量などを調節しながら、水深1600mの海底から水中ポンプと揚鉱管で引き揚げた。

同試験で一連のシステムの技術的検証とデータを取得。このほか、周辺環境に深刻な影響が出ないよう、試験中と事後の環境モニタリング測定も実施、環境への影響を評価する。

今後、資源量評価や環境調査などの結果を踏まえ、2018年度に経済性を評価。選鉱・製錬技術を含む生産技術検討とともに、海底熱水鉱床の商業化に向けて総合的に推進していくという。

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画像提供:経済産業省

 
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