花便り~クリスマスホーリー

12月、クリスマスの装飾として飾られるトゲのある緑の葉と赤い実。木として生えているのを初めて目にした。

クリスマスホーリーというのは英名。和名では、葉がヒイラギに似ているためセイヨウヒイラギ(西洋柊)と呼ばれる。また同じ種のヒイラギモチがクリスマスホーリーと呼ばれることもある。英名のホーリー(Holly)というのはモチノキ属の総称だ。ヨーロッパ南部の原産で、4~5月に白い花が咲き、12月にはその実が赤く色づく。

キリスト教では聖なる木とも呼ばれ、葉のトゲはキリストの苦難、イバラの冠を象徴し、真っ赤な実は、太陽、神様の愛、キリストの流した血を表すとされる。また常緑樹の葉の緑には、寒さの厳しい冬にも枯れない生命力、永遠の命という意味が込められている。

クリスマスの装飾には植物が多い。その意味を知るだけでもいつものクリスマスが一層輝いて見えるかもしれない。

花言葉:将来の見通し、神を信じます、不滅の輝き、慎重、先見の明、洞察力
セイヨウヒイラギ:モチノキ科モチノキ属の常緑低木

花便り~クリスマスホーリー
(写真はヒイラギモチ)