観光庁、観光立国ショーケースに釧路・金沢・長崎を選定

観光庁は1月29日、訪日外国人旅行者を地方へ誘客する施策「観光立国ショーケース」として、北海道釧路市、石川県金沢市、長崎県長崎市の3都市を選定した。今後は各省庁の施策を3都市に集中投下し、2020年までに多くの訪日外国人旅行者に選ばれる観光地域の形成を図る。

同施策は、観光立国を体現するモデルケースとして確立する取り組み。人口や外国人延べ宿泊者数などの数値が一定規模ある地方都市の中から、観光資源の磨き上げ、ストレスフリーの環境整備、海外への情報発信等の具体的な施策を提示することを条件として、昨年11月から12月に各都市から提案を募集していた。応募のあった10都市から、いずれも優れた観光資源を持つ3都市が選ばれた。

釧路市は、阿寒国立公園や釧路湿原国立公園などの雄大な自然が味わえる。金沢市は、兼六園や21世紀美術館などの観光地だけでなく、伝統文化を併せ持つ。昨年3月の北陸新幹線の開通により首都圏からのアクセスも便利になった。長崎市も古くから外国への玄関口として発展し、中華街と洋館が混在する独自の文化を持つ港町。ハウステンボスや2015年に世界文化遺産に登録された軍艦島など、人気の観光スポットを有する。

 
(写真はイメージ)

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